2011年8月30日火曜日

2011年9月の予定。 9月もイベント目白押しです。


展示の準備の様子 土井さん
展示の準備の様子 大塚さん


10年間に渡って続いていく“KAMEの翼”プロジェクトのプレイベントとして今年の夏はいろいろなイベントが企画されています。
 8月もいろいろな企画がありましたが、9月もまだまだいろいろなイベントを企画しています。
 今回は、9月に予定されているイベントをまとめて紹介します。是非、日程をお確かめの上、ご参加下さい。
 各イベントについては、詳しいことが決まり次第、本ブログにてその都度ご案内します。

・各イベントの日程など

①土井由紀子・大塚朝子展
 概要 : 8月の1ヶ月間Agoraに滞在し、制作活動をおこなった土井さん、大塚さんの作品展です。1ヶ月まるまる缶詰状態で制作した作品を展示します。
 期間 : 9月1日(木)〜9月30日(金)
 時間 : 11:00〜19:00
 場所 : Agora子ども美術工場内ギャラリー
 土井さんのホームページ : http://yahchaika.exblog.jp/i2/
 大塚さんのホームページ : http://asako-otsuka.jimdo.com/ 

②“KAMEの翼”サポーターテラコッタ作品展
 概要 : 8月14日におこなわれたKAMEの翼サポーター制作者交流会でサポーターの皆さんが制作したテラコッタの作品を展示します。
 期間 : 9月4日(日)
 時間 : 10:00〜16:00
 場所 : Agora子ども美術工場内
 ※テラコッタの制作をされたサポーターの方には、同日16:00より作品の引き渡しをします。

③女川保育者テラコッタ作品展
 概要 : KAMEの翼メンバーの渋垂・寺田が宮城県女川町を訪れテラコッタ教室をした際に、女川町の保育者の皆さんが制作したテラコッタの作品を展示します。それぞれの方の想いが強くこもった作品です。
 期間 : 9月4日(日)〜9月18日(日)
 時間 : 11:00〜19:00
 場所 : Agora子ども美術工場内

④高橋匡太 光のワークショップNo.1
 概要 : 世界的に活躍するアーティストである高橋匡太さんのワークショップです。楽しくて、幻想的な光のワークショップをおこないます。
 日程 : 9月11日(日)18:00〜仕込み開始 日没後光のワークショップ
 場所 : Agora子ども美術工場内
 高橋匡太さんのホームページ:http://www.kyota.jp/index.html
※当初は9月3日(日)を予定しておりましたが、台風の接近が予想されるため、予定を一週間遅らせました。ご了承下さい。

⑤高橋匡太 光のワークショップNo.2
 概要 : 世界的に活躍するアーティストである高橋匡太さんのワークショップです。楽しくて、幻想的な光のワークショップをおこないます。
 日程 : 9月25日(日)18:00〜仕込み開始 日没後光のワークショップ
 場所 : Agora子ども美術工場内

2011年8月20日土曜日

交流会がありました。

8月13日14日とKAМEの翼プロジェクトのプレイベントの交流会があった。
13日は、ただいまАgora子ども美術工場で制作中の土井由紀子さんと、大塚朝子さんと9月に同時に制作展示される高橋匡太さんを交えたフリーとキング。
同時にただいま写真展が開催中の原田俊太郎君から被災地での様子を聞くフリートーキングとなった。
京都からは中原浩大氏、黄瀬剛氏が参加し、名古屋の豊田美術館の学芸員の能瀬さん、朝日新聞記者さん、郷土新聞の記者さんも参加した。
その中には、高校生の子達も参加し、一生懸命みんなの話を聞き入っていた。
自己紹介から始まり、作成中の土井さん、大塚さんの話、そして高橋さんは、20年前の紙ワザ大賞のスライドを見ながら、あの頃の自分にタイムスリップして、あの当時のワクワク感に似た感覚を、今持っているような話をされていた。
「何でも思いっきり表現させてもらった紙ワザでの感覚は、今の自分を形成する中で、たいへん意義あることだった。」と・・・
そして原田君の話になり、トークの内容は、震災の話に変わる。
原田君が、石巻・女川でどんな思いでボランティアをやっていたか、何が大事だったかなど、質問も相次ぎ、震災中心のフリートーキングとなる。
中原氏や黄瀬氏は同じく5月に、石巻、女川に入り、カメパオ作成をした。
そこで見た状況とその後の女川の状況を、原田君や、渋垂氏、寺田がそれぞれ体験等を話す。
ボランティアと組織の問題。
個人ボランティアの限界とそこへサポートする組織団体の実状。
ボランティア、支援とはいったいなんなのか・・・。
その話には学芸員の能勢さんも加わった。
そんな中でKAМEの翼のメンバーがやった支援、・・・支援とは?という話になった。
たぶん支援とは、何かをどうすることが支援ではなく、震災だから何かをするんではなく、そこに人が倒れていたら手を貸すだろうという考えが原点にあり、皆が同じ支援を行うのではなく、被災している人としっかり向きあい、人間関係を築いていく・・そして支えあうことなんだろうと。
そして能勢さんは言った「被災地で問われることは、人間力なんですね?」っと。
人間力・・・そうかもしれない。
個として何を思い、どう動くか・・・リアルな現場で・・・確かに人間力をこの震災は問われているのだろうと。
皆が、被災地へ心を馳せ考えることが出来た時間だったように思う。

そして、話は、来年の作品制作の選出の話になった。
選出をされる中原浩大氏は、その点について考えあぐねているという。
選出基準を設けず、あえて、選出基準は、中原浩大氏、と日比野克彦氏の思いにゆだねられる。
なぜ二人の思いにゆだねられるのか・・・それは、二人の確かな目を知りぬいた渋垂氏の揺るがない自信と確信があるからだという。
時代をしっかり捕まえ、体全体で感じ取り、表現する二人を紙ワザ、カメパオ・・・熱い時間を共にしたからこそ、感じ取った確信なのだろう。
中原氏は言った。「紙ワザのときもカメパオの時も実は、何が始まるかは分からなかった。しかし何年かたってその意味が分かる。それがカメパオであり、紙ワザであり・・・だからカメの翼もそうなのだろう。みんなそこに手ごたえを感じた・・・確かに・・・」
来年の作品制作は、アーティストとしてではなく、個の人間としての中原氏と日比野氏が時代を真剣に向き合う若者を選出されるだろう。
「個の人間として」・・・・それがKAМEの翼であると私は思う。
時代を感じ取るものは、今瞬間瞬間の出来事に敏感に察知して、表層にとどまらず、本質を理解する幅を持った人たちである。
私にとって、そんなことを感じたフリートーキングだった。

また、今回の話にじっと耳を傾けていた高校生の拓実君と、奈未ちゃん。
これから世間に出て行く若者の様子も微笑ましかった。
このことに関しては私のブログでも紹介しています。
ゆるりんのポレポレ日記http://yururinp.exblog.jp/

terada



作品制作をする土井さん
立体作成に取り組む大塚さん
フリートーキング前の昼食会。玄米おにぎりとお漬物・・・

フリートーキングの様子
高橋さんは紙ワザ大賞のときのスライドを見ながら語る。
14日はサポーター交流会でテラコッタつくり。子供達も大人も制作活動に集中する。


いつの間にか静岡のメンバーは、お地蔵様つくりに精を出す。
                   制作者の顔に似たお地蔵様の出来上がり♪

2011年8月9日火曜日

フリートーキング のおしらせ

土井さんの制作現場


10年間に渡って続いていく“KAMEの翼”プロジェクトのプレイベントとして今年の夏はいろいろなイベントが企画されています。
その内の一つ、土井さん大塚さんによる制作活動はもう既に始まっています。
9月1日からの展示に向けて、もうなにやら作り始めています。
どんなものが出来上がるのか今から楽しみです。
さて、今回は8月13日(土)に予定しているフリートーキングのお知らせです。



8月13日(土)13:00~ フリートーキングを開催します。

フリートーキングはサポーターの皆様と制作者/高橋匡太、土井由紀子、大塚朝子、東北石巻・女川でボランティア活動をした原田俊太郎、来年以降若者の選考をする中原浩大、このアトリエを始めアゴラの施設をデザイン、施工した黄瀬剛、“KAMEの翼”運営メンバーが自由に意見を交換するためのイベントです。
また、まだサポーターになっていない方も話に加わって頂き“KAMEの翼”プロジェクトがどのようなものなのか知る機会にしてください。

フリートーキングですので、話の筋書きは作成しません。
司会進行は“KAMEの翼”の渋垂がおこないます。
制作者たちの紹介から始まり、自由な方向に話題が進めばと考えています。

当日は、写真展もご覧頂けます。
是非お気軽にご来場下さい。

・イベント詳細
 ・日にち  2011年8月13日(土)
・時間   13:00~16:00
・参加連絡 不要
・持ち物  特になし
・会場   Agora子ども美術工場
       静岡県掛川市千羽1679
 ・駐車場  多数あり

2011年8月6日土曜日

サポーター交流イベント のおしらせ

テラコッタのお地蔵さん 寺田作


サポーター交流会“テラコッタを作ってみませんか”


サポーター制作者交流イベントを8月14日(日)に実施します。
テラコッタとは、ハニワのような焼き物です。
気軽に楽しめるテラコッタ作りで表現の世界に触れてみて下さい。


既にサポーター登録を頂いている方もそうでない方も受け付けますので、興味のある方は、電話・メール・FAXのいずれかで参加希望の旨をお伝え下さい。


・イベント詳細
 ・日にち  2011年8月14日(日)
 ・受付時間 午前10:00〜12:00
       午後13:00〜16:00
       時間内であれば随時受付します。
       ※12:00〜13:00はお昼休憩とさせて頂きます。
 ・制作物  テラコッタ(一人一つ)
 ・所要時間 1〜2時間程度
 ・参加費  1,000円/人(材料費・焼成代として)
 ・持ち物  特になし
 ・参加申し込みについて
  メール・FAXの場合は氏名、住所、電話番号、お持ちであればメールアドレスをご記載の上、テラコッタ制作に参加希望とお書き入れ下さい。
  電話の場合は、担当者に同様の内容をお伝え下さい。
 ・申し込み連絡先
  電話/FAX 0537-27-1428
  メール kamenotsubasa@gmail.com
 ・申し込み締め切り
  8月13日(土)までにお伝え下さい。


・制作の流れ
 テラコッタは、2週間程度乾燥させてから焼く必要があるため、当日は成形のみおこなって頂きます。
 乾燥、焼成は担当者が責任を持ってさせて頂きます。
 完成したテラコッタは9月4日(日)に展示させて頂いた後に受け渡しとなります。
 ※作品は、当日に宅配もしくは直接受け取りかをご記入頂きます。


・展示会
 制作頂いたすべての作品は、9月4日に展示会を開き展示させていただきます。
 是非、ご自身の作品と合わせて他の方の作品もご覧下さい。
 ・会場 Agora子ども美術工場内
 ・時間 AM11:00〜PM4:00
 ・作品の受け渡し PM4:00から


ご不明な点があれば、お気軽にご連絡下さい。

2011年8月4日木曜日

写真展やります。




 こんにちは。KAMEの翼メンバーの原田です。
 今回写真展をやらせて頂くことになりました。
 詳細が決まってきましたので報告させて頂きます。

 私は、5月13日〜31日、6月4日〜19日、7月13日〜17日の3回にわたって、東日本大震災により甚大な被害を出した宮城県石巻市、女川町に行ってボランティア活動をしてきました。
 その活動の合間に写真をたくさん撮りました。
 身内などには写真を見せて「被災地の様子はこんな感じだったんだよ」と説明していましたが、もっと多くの人に石巻市や女川町の現状を知ってもらいと思い、写真展を開かせてもらうことになりました。
 お近くの方は是非都合が良いときに足を運んで下さい。
 入場無料、事前連絡不要です。
 ご希望があれば、一枚一枚説明します。その場合はご来場の前に一度ご連絡下さい。
 宜しくお願いします。

・写真展の概要
 開催場所:Agora子ども美術工場内ギャラリー
      静岡県掛川市千羽1679
      TEL 0537-27-1428
 開催期間:2011年8月12日(金)〜8月28日(日)
 時間  :AM11:00〜PM7:00
 入場料 :無料
 事前連絡:不要
 駐車場 :たくさんあります
 展示物 :石巻・女川で撮ってきた写真
 担当者 :原田俊太郎
      TEL 090-1823-0263
      E-mail mametame@gmail.com

・写真展の目的
 被災地の人たちがどんな被害を受けて、どんな状態なのかを知ってもらうことで復興支援にもっと関心を持ってもらうことももちろんですが、地震、津波の恐ろしさを多くの人に知ってもらいたいと思います。
 特に、静岡県は東海地震がやってくると予想されています。東南海地震などの併発により津波の被害も予想されています。被害の実態を知ってもらい、災害に対する考え方も改めて頂ければと思っています。

・写真展に対する考え方
 今回の写真展は、あえてテーマを設けないようにします。
 私は、災害の専門家でもないし、人の心理の専門家でもありませんので無理に深く考えて、分析したりせずに、現地で見てきた事をそのまま展示しようと思います。
 そのため、内容の事はむしろあまり考えずに、展示する写真を選ぶ際には自分が良く撮れたと思った写真から選んでいくつもりです。
 それでいいのかな?と少し思いますが、それによって作為的でない正しい情報を発信できればと思っています。

 多くの皆様のお越しをお待ちしています。

 また、私個人のブログも作りました。そちらに、より詳細なことをいろいろ書こうかと思っていますので宜しくお願いします。
 原田のブログ。http://mametame.blogspot.com/

2011年8月2日火曜日

アゴラキャンプ

7月30日~8月1日、今年もАgora子ども美術工場で、キャンプがあった。
7月30日、31日の前半は子ども19人、7月31日、8月1日の後半は13人の参加だった。
前半には沖縄から参加してしたお子さんもいて♪
その子もいつの間にか大きくなって、6年生で今年でキャンプは最後となる。来年からは、サポーターとしての参加となるんだろうね♪
Аgoraキャンプと同時に、KAМEの翼プロジェクトも動き出した。
プレイベントに向けて、京都から、土井由紀子さんと大塚朝子さんがАgora キャンプに参加して、制作に取り組む。
普段は、京都というはんなりとした土地で、美術と向かい合っている二人が、静岡の里山で、子供達の笑い声を聞きながら、いつもとは違うゆっくりとした時間の中で、想像を膨らませ、自由に創造し、作品制作に取りかかる。
さて、どんな作品が生み出されるか♪
7月31日子供達が蚊帳の中で寝静まった頃、KAМEの翼プロジェクトメンバーと土井さんと大塚さんとの交流会を隣のアトリエで行った。
なんともいい感じの交流会。
里山の夜は、明かり一つなく、真っ暗な夜空に、星と月だけがやさしい光を放っている。
あたりは、カエルの鳴き声と、虫の声だけが聞こえる。
蚊帳の中では、昼間、椅子、サンポーニャ、木琴、スリットドラム・・・様々な制作に取り組み、カメパオに乗り、川まで散策に行った子供達が、里山の1日を満喫しきった様子を覗かせて心地いい寝息をたてている。
その隣のアトリエ・・・京都の黄瀬剛さんが、納屋を改造し、丹精こめて作ったアトリエで、ささやかな酒盛り♪
東京の丸山、静岡の渋垂、奈木、木村、原田、藤原、寺田、アゴラにきているひかる君のお父さん、大阪から駆けつけたアゴラ卒業生の高校生のしんぺい君そして土井さんと大塚さんとの交流会。
自己紹介だけでもいろんな話が飛び交う。
アーティスト、主婦、学生、会社員、お茶農家の方。
表現は、アーティストだけにとどまらない・・そんなことを互いに感じ取る。
思いを言葉にする。
話は、原発、震災の話にも発展する。
原発の影響を受けたお茶栽培をされているひかる君パパの話。
女川・石巻に行った原田君の話、ボランティアの実態・・・支援の大本・・・
社会のしくみを話し合う機会をそれぞれが得た時間だと思う。
最後に、大塚さん、土井さんに作品制作への思いを聞く。
大塚さんは、絵ではなく、手が動く・・・イメージが手に連動されて形化する・・・
土井さんは、学生時代から関わっていた福祉についても心を馳せ、様々な思いを絵本として表現したいと・・・
さて、ここАrora で1ヶ月滞在して制作に取り組まれるお二人の作品は、どのような表現となるのだろうか!
と同時に12日から展示される、「女川・石巻の100日後の写真展」に向けて原田君は、作品展示の方法を考え中!
皆様、Аgora子ども美術工場に足を運んでくださいますように~。

terada
                  里山散策。川遊び
                  カメパオにのって♪

宝探しの後の花火

                   夜の展覧会

                   蚊帳の中でバトル!寝る前の興奮~