2012年9月23日日曜日

高橋匡太さんのワークショップ、お見逃し無く!


高橋匡太さんの
光のワーショップ開催!
9月30日16時〜
アゴラ子ども美術工場が七色の光に彩られる♩
是非アゴラに来て下さい!

2011年12月31日、NHKの「ゆく年くる年」で横浜山下公園で復興の光を3000個灯した高橋匡太さんのワークショップです。
アゴラが子どもたちの思いで幻想的な光に包まれます。
この機会をお見逃し無く!
材料費 500円
場所:アゴラ子ども美術工場・掛川市千羽1679(JA掛川市緑茶加工近く)
             
             KAMEの翼プロジェクト
                    0537−27−1428

 Agoraで光のワークショップに向けて、子どもたちと想像を膨らます高橋さん♩



 http://www.kyota.jp (高橋匡太ホームページ)

by terada

2012年9月18日火曜日

KAMEの翼プロジェクトの目指すもの

ただいま第1回KAMEの翼プロジェクトの滞在制作者の加藤元さんと大見明子さんの作品展示をAgora子ども美術工場のアトリエで開催している。
たいへん里山にあるAgoraを意識してくださった作品だと私は感じる。

作品にもわかりやすい、わかりにくいいろいろあると思う。
わかるからいい、かわからないから・・・とかそんな感覚で私たち一般人は見てしまう。
けれど、わからないからもういい、とか、わからないからわかる人で集まってやっていればいい、とか、そう言う感じで今まで美術ってあったのかもしれない。
私も特に現代美術ってわからなかった。
わからないものが現代美術なのかもしれないと思った。
そのうちわからないことを作る事が現代美術と思っているのかもしれないとさえ錯覚してしまう古今の作品を目にした。
でもKAMEの翼プロジェクトで若者たちの作品を間近で見て感じた事は、その過程の大切さだ。
作品のできばえもさることながら、作家が、この場所で向き合い、この場所で外野の人々と関わる中で、様々な一般的な日常を感じながら、そして個人個人の思いの詰まった資金で支えられているKAMEの翼は、重圧さえ感じる事もあるだろう。
でもその中で出来上がった作品やその作家の一ヶ月後の、・・またその後の気持ちはどのように形づくだろうか?
子どもが好き、嫌いだってあるだろうし、自然が好き、嫌いだってあるだろうし、・・・アゴラって場所は、試される場所だ。
そしてそこで作品制作している彼らを見て、作品に触れているAgoraの子どもたちは、作品を作るってどういう事なのか、現代美術、油絵、彫刻、絵本、アニメーションなどなど作品にして自分をどう表現していく事なのか、肌で感じているはずだ。
私は若い時は医療者だった。医療しか見ていない、美術は学生時代だけの関わりだった。
そんな私が、今ここにいて美術に携わる方々と出会い、間近で制作風景や作品を見ると、今までわからなかった現代美術を、理解するという事よりも、その作家の人柄や、その作家の感受性を感じ、そしてどういう思いで作品にしていったかを見る事で、表現する域に私自身も入り込んだ。
そして彼等の作品に愛着を抱いた。
KAMEの翼は、大変地味なプロジェクトだ。
大々的にドカーンと派手なパフォーマンスをして人寄せする宣伝力もない。
主婦、サラリーマン、地元アーティストが思いを投じて作り出したプロジェクトだから、その草の根的な活動の中で動いている。
純粋に小さな出来る範囲のサポートで、若者、子どもたちの巣立ちを応援する。

余談だけれど、今政府が、原発0宣言を出された中で、本当に原発0にするよう実践していく事が震災後の私たちの進む道だって本当はわかるだろう。でも、自民党の党首を巡って発言している言葉には、原発0はない。
財界の思いが原発0に向いていないからだろう。
すべてお金で大事な事をも変換される・・・

意味ある事は・・・意味あるように見える事は、大々的な宣伝だったり、マスコミからの情報だったり、・・・派手な情報の中にあるように思える。
ただその情報は、真の情報ではなく、利害ある関係性の中での発信にすぎない事だってある。
KAMEの翼は、思いで成り立っているプロジェクトである。
個の力は小さいかもしれない。
けれど、私は思いある支援で成り立つこのプロジェクトの中で、思惑に屈しない子どもや若者が一人でも巣立つ事が出来たなら成功なのではないかと思っている。



 アゴラの子どもたちは作品を間近で感じ、その体験がちゃんと大事な記憶となる〜






日曜日、近隣の中学の校長先生夫妻がこの作品展に来てくださった。
うちの生徒の作品がアニメーションになっていると聞いて・・・と。
こんな場所があるなんて知らなかった。
新聞に載らなかったら、うちの生徒の名前がのらなかったらわからなかった・・と。
美術は私にとっては遠く、理解したいが、わかりにくくて・・・大変申し訳ない・・と。
私は加藤さんと大見さんの作品を、そこにいた彼等の制作風景を話した。
そして加藤さんや大見さんの作品の偶然性や感覚を伝え、とにかく感じてもらう事を伝えた。
そしてアゴラという場所とそこに行き交うアゴラの子どもたちの話をした。
障害を持つ子やもたない子どもがこの場所を見つけて表現している事を。
先生は、その話に聞き入ってくださった。
中学が今陥っている問題とこのアゴラとKAMEの翼のやっている事を、教育者が少しでも知ってくださったならうれしい・・・
どんなきっかけでもいい。わからないものを知り、見てもらう事、そして少しでも良かったと感じてもらえた事がKAMEの翼の可能性かもしれないと。

by terada

2012年9月9日日曜日

お知らせ

ただいまKAMEの翼プロジェクトでは、加藤元さん&大見明子さんの作品展示を開催しております。
9月1日(金)〜9月30日(日)11時〜19時まで (休日 月曜日・金曜日)
となっておりましたが、こちらの都合により、火曜日、木曜日は17時までで閉めます。
たいへん申し訳ございませんが、ご了承ください。

                         KAMEの翼プロジェクト事務局